お知らせ

2021/07/20 10:48

こんにちは。
本格的な夏がやってきましたね。
ここ数年 梅雨明け直後から7月末までの時期が
気温も湿度も一番体にこたえるようになってきた気がします。。

さて前回製織でタオルの形になってきた製造工程のご紹介、
今回は「耳縫製」です。

(前回の続き) 織り上げられるタオル。織機の下にあるロールに巻き取られてゆきます。巾方向に複数枚同時に織りたてます。


⑪ タオルを縦に置いた時、左右の端 (長い辺)を「耳」と呼びます。

タオルは ”織りながら” 耳部分の糸をカットするため、織り上がったタオルは「耳」が切りっぱなしになっています。

上の写真で ロールに巻かれているタオルは、すでにこうやって「耳」がカットされた状態です。

下の写真が耳をカットしている部分。



⑫ そしてその後、切りっぱなしの「耳」を縫製するミシンがこちら。


切りっぱなしの端の部分を内側に巻き込んで縫ってゆきます。


この段階ではタオルは縦方向につながったままなので、耳も縦にずーーーっと縫ってゆきます。


お気づきですか? ミシンが左右に。両側の耳を ”同時に” 縫製してゆきます。


⑬ もちろん気を抜くと、生地が外れたりミシンがパイルの部分を縫ったりしてしまう為、なかなかの集中力が必要です。


集中して、ひたすらに「まっすぐ」・・。


何というか・・ 感謝ですね。。


こうして耳の縫製が終わると、次はいよいよ後晒(あとさらし)および染色へ! (次回へ続きます)